だい-たん【大胆】


だい-たん【大胆】

  1. きもったまの大きいこと。度胸がすわっていること。
  2. 普通と違った思い切ったことをするさま。
  3. ずぶといこと。ずうずうしいこと。ひどく横柄なこと。

『広辞苑』第四版、1991年、岩波書店。



生活に足りない大胆さを手に入れていきたい。これまでの生活には大胆さが足りていなかった。生活とはつまり自分自身のことであり、私自身が大胆さを求めている。


大胆な動きとは「度胸のすわっている動き」「普通と違った動き」「ずうずうしい動き」のことである。しかしながら、そのどれでもない。私の想定している大胆な動きはまだ想定されていない。



Practice A

第4クォーター、最後のオフェンスを1点ビハインドで迎えている。ラスト数秒、ローポストでボールが手元に渡った。ここで自分よりも体格の良いプレイヤーにマッチアップされていたとしても、怖じけることなくリングに向かうことができるのか。無理してパワー・ドリブルで切り込むのは得策ではない。ターンをしてフェイド・アウェイを打っても構わないし、トリッキーにフック・ショットでボールをねじ込んだって良い。手段は問われないが、時間内にボールをフープにくぐらせる必要がある。大胆な動きをとる。

Practice B

起床、ワークアウト、朝食、シャワー、オンライン授業、課題、昼食、アルバイト、夕飯、シャワー、ネットサーフィン、就寝。定められた時間に決まったことをする生活に目を背けながら、受け入れている。ルーチン・ワークからの脱却を目指そうとイレギュラーなイベント(女の子とデートをしたり最寄りの映画館に出かけたり)を取り入れても、それは予定済みのイレギュラーにすぎない。さっき先輩から「(京都の北へ)連れて行ってあげるよ」と連絡があった。ここで速やかにイエスを言えるかどうか。大胆な動きをとる。

Practice C

気になっている女の子と2人きりになった。大胆な動きをとる。