GRAMICCI G-SHORTSで夏を駆け抜けろ

短パンは大人の特権

「たんぱんこぞう」という言葉が示すように、膝を丸出しにする短パンには「幼さ」や「子どもっぽさ」といったイメージが付きまとう。ただ実際には、子どもが転んでひざを擦りむくのを防ぐために膝を隠す程度の丈のズボンを穿かせることもあるという。短パンは、外出先でも滅多に転ばない、あるいは転んで膝を怪我しても涙ひとつ流さない大人だからこそ穿くことができる。

ホットパンツほどではないにせよ、脚を剥き出しにする短パン(を穿く男性)は、ある一定数の女性からしばしば支持されない。その理由を追究するのは避けるが、ためしに検索エンジンで「男 短パン」と入力すると、次の検索ワードの候補として「ダサい」や「嫌い」、「気持ち悪い」などが挙がる。もちろんインターネットではどんな洋服でも否定的な意見が目立つ傾向にあるが、その中でも男性の短パンの評判の悪さは際立っているように感じる。それでも「モテ」や「女性ウケ」からかけ離れた悪名高き短パンをいけしゃあしゃあと穿くことのできるメンズには、周囲の目を気にしない”威厳”・”品格”がある。


ここで僕は高らかに宣言したい。短パンは大人の特権であると。

周囲の視線から解放され、膝を丸出しにして駆け抜けた先に、見える景色がある。〈GRAMICCI〉 の「G-SHORTS」でそれを見にいきましょう。


GRAMICCI「G-SHORTS」について

「G-SHORTS」DOUBLE NAVY M

〈グラミチ〉の定番ショーツの中でも唯一コットン100%で、唯一前開きファスナーのない「Gショーツ」は野暮ったくて、タフだ。言い切ったが、「NNショーツ」は持っていなく穿いたことがないのでインターネットの情報と憶測だけが根拠。

ここで取り上げるのは、僕が数か月前に購入したネイビーの「Gショーツ」Mサイズ。やや誇張すると、この夏はこれしか穿いていない。


ブランドタグには「USA」の文字がキラリと輝くが、日本企画の商品だ。品質表示タグによると「株式会社 インス」が企画しているようだ。僕は熱心なメイドインアメリカ愛好家ではなく、手軽に手に入れてほどほどに穿きつぶしたいタイプなので、日本企画だろうが他国産だろうが何でもよい。


コットン100%なだけあって気持ちの良い色落ちをする。たった数か月前に買ったものだが、前述したようにほとんど毎日穿いていたし洗濯機にぶちこんでいたのでこんなもんだろう。濃色であるのも色落ちが目立つ要因だろうな。

数年前に買ったブラックの「ST ショーツ」は色落ちしすぎて、赤っぽく変色してしまった(もしかしてポリエステルが2%入ってるから!?)。こちらはまだそこまでひどくないし、むしろかっこいいと思うので良しとする。


紺の生地に赤色の「GURAMICCI」ロゴが、映える!映える!映える!
(埃が目立つのが難点(短パンを穿くときに埃なんて気にしない))


膝を丸出しにする

173cm 60kg

でかい声で「膝を丸出しに!」と叫んでいたが、実際には丸見えってほど見えていなかった。ただ、この「膝が見えるか見えないか」くらいの丈がちょうどいい。改めて記載すると、僕のこの体格で、Mサイズ。

長らくバスケットボールをしていた名残で、高校生の時に買った「ST ショーツ」はバスパンを意識しすぎて、Lサイズにしてしまった。今それを穿いてみると微妙に長く、ぼてっとした雰囲気になってしまう。

ここでは〈LACOSTE〉の半袖ポロシャツを着ているけれど、本音を言うならば「G ショーツ」の上に長袖のTシャツやポロシャツを着たい。暑いので半袖を着るしかない。長袖×短パンのできる季節は短い。僕は「G ショーツ」で夏から秋初期まで駆け抜けようと思う。


おわりに

周囲の目に惑わされるな。

短パンは大人の特権だ。

膝を丸出しにして夏を駆け抜けろ。

〈GRAMICCI〉 の「G-SHORTS」でしか見えない景色がそこにある。