走って前向き

今週末、京都に戻ることにした。下宿先が恋しくなったので。一度ひとり暮らしに慣れてしまうと、実家で過ごすのがなんとなく窮屈に感じることがある。なんだかんだ3週間も実家に居座っていたようだった。アルバイトがリモート勤務だったり、恋人が実家付近(自動車で20分ほどの距離)に住んでいたりするので、長期休暇の帰省は延びる傾向にある。

この夏の帰省は家族と時間を過ごしたり、恋人とデートをしたり、アルバイトをしたりしていたので、下宿先でひとりでいるときよりさびしくなることががくんと減った。だから運動しなかった、ということはなくて、心身ともにさらにヘルシーに過ごすために早朝にランニングをするようにしていた。明確な動機は特になくて、ふんわりと走るべきときがやってきたので、それに従ったという感じ。

朝走るとき Nike Run Clubアプリで走行距離などを計測していたので、ブログに記録しておきたい。Instagramのストーリーズに流していたので、見たことある人もいるかも。

2022年夏のランニングの記録

5kmを目標にいくつかのルートを8つの朝に走った

5時半に起床して、水を飲み、簡単なストレッチをして、6時頃に走り出していた。翌日のランニングを想定して、バスケットボールの練習着のタンクトップと高校の体育で着用していたハーフパンツを寝間着にすることで、スムーズにランニングを開始していた。ランニングシューズは持ち合わせていなかったので、父親がサイズを見誤ってせいで靴箱に潜んでいたナイキのスニーカーを履いていた。僕の足にも合っていなかったので、本来ならもう少しゆとりのあるシューズがあるとよかった。

毎日走ることはできず、8つの朝を走った。合わせて40km、3時間50分弱走ったとなれば、いい感じに聞こえますね。大体合わせたらなんでもいい感じに聞こえるか。

走り終えたら、Nike Training Clubアプリで簡単なクールダウンをした。強豪校ほどクールダウンを念入りにしていた記憶があるので、クールダウンはきちんとすべきという言説が身体に刻まれている。

最も調子の良かった朝の記録

これは最も調子の良かった最終日の記録。1kmあたり5分13秒のペース。初日が6分20秒だったことを考えると、かなりタイムが良くなった。高校卒業以来まともにランニングをしてこなかったので、良くなったというより、高校生の頃の体力に戻っていったと説明したほうが適切なのかもしれない。初日がひどすぎたおかげで、走るたびに成長を実感することができたので走りがいがあった。

走り終えた直後は心地よい疲労感に包まれていい気分になるのだけれど、1日を通して調子が良くなるというわけではなかった。身体のあちこちが痛みに襲われる(始めたばかりの頃は腕や肩回り、腹筋まで筋肉痛があった)し、なにしろ昼頃に眠くなる。特に眠くなるのがやっかい。とはいえ、走っている最中は前向きにならざるを得ない。無心に身体を動かして、期待を越えてへとへとになる体験は、あるときとても救いになる。

明日の朝も雨の予報だったので、この夏の帰省でランニングをするのはもうなさそう。京都で走るのもできないこともないけれど、他の人とすれ違ったり赤信号で立ち止まったりするのにストレスを感じて、継続できないような気配がある。俺はほとんど誰もいない道をつかつかと走る気持ちよさを知ってしまった。次回帰省する理由が「走りたくなったから」になっても全然おかしくない段階に達している。

追記 2022.09.02

最も調子の良かった朝が更新された

翌朝のこと。起きたら晴れていたので走ってみると、最高記録を叩き出せた。1kmあたりの平均ペースが5分を切ったのでかなり嬉しい。「明日帰るしな……」と前半から飛ばしたのが効いていそう。と思って計測タイムを見てみたら、1km地点までの平均ペースが4分49秒、3kmから4km地点までの平均ペースが4分36秒とまんべんなく飛ばしていたらしい。

いまのところ、走るたびに成長するランナーを名乗っても問題ない状態になっている。楽しい! こうやって人はランニングに熱を上げるようになっていくのかもしれない。