遊ばな

この連休になにも予定がないと呟いたら、宝が池公園で開催される「あそばな秋まへん」というイベントでチャイを飲んでこいと返信があったので行くことにした。俺は自転車を持っているのでどこまでもゆくことができる。

汗だくになりながら辿り着いた恵文社一乗寺店で本を買った。以前から読んでみたいと思っていた『群像』2022年10月号・「弱さ」の哲学と、大澤真幸と千葉雅也の対談が掲載された『ブルシット・ジョブと現代思想』、あとはジャケ買いした小原晩のエッセイ『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』。どんな人のどんな本か分からないけれどとりあえず買ってみるという贅沢な体験ができるのは実店舗だけですね。財布がすっからかんになってしまった。というのは嘘で実際にはクレジットカードの利用可能額が削られていってる。

3冊分重くなったバックパックを背負って、会場である宝が池公園へ向かった。大学1年生のときに敷地内にある体育館をバスケットボールのサークルの活動で利用したことがある。たしかあのときは年末で、先輩がクリスマスのイベントはどうしようかみたいなことを相談していて、のんきにイベントの話をすんなよと憤った記憶がある。あのときは2020年で、大学のあらゆることに対してぶちぎれていた。いまもどちらかといえばそう。

「あそばな秋まへん」のポスター

到着して気づいたのだけれど「あそばな秋まへん」というイベントは主に未就学児から小学校低学年を対象としたイベントで、会場は子連れでかなり賑わっていた。つまりZ世代にとって肩身が狭いやつ! 少し開けたところにライブステージがあって、楽器の演奏に合わせて男の子がウリウリ歌っていてとても良かった。僕はウリウリ歌えなかったので、マルシェでなにか食べることにした。まずはチャイを飲みに行く。

Watte chai のチャイ

「森、道、市場 2022」でも飲んだ Watte chai のチャイ。あつあつのスパイシーなチャイをテントの横でちびちび飲んだ。飲み終わったら木箱へ素焼きのカップを投げつけて割ります。そういうものだからです。

gorey cafe のアボカドパスタ

これいちばんおいしかったです。アボカドパスタ。600円! 白川通今出川付近にお店があるみたいなので今度行ってみたい。

モンパン食堂のモンゴルパン

「森、道、市場 2022」で食べ逃していたモンゴルパンを食べることができたので嬉しかった。今日はボルドーラコステを着て行ったんだけど、お店の方に何度か「赤いお兄さん」と呼ばれて楽しかった。分かりやすい格好で外出して、店員さんに呼びかけられよう。

たま茶の"めぐりめぐる茶ハーブスカッシュ"

かなり喉が渇いていたのであんまり味わっていません! 飲み干しました。

とても良い催しに参加することができて楽しかった。まじで「あそばな秋まへん」なんだよな。「あそばな秋まへん」精神を宿していきたい。そういえば、チャイを飲んで馬を見てこいと返信してもらったのに馬を見てくるの忘れていた。また行って馬を見たい。

TOKYOBIKE「BISOU 26」

僕がいつも乗っている TOKYOBIKE の「BISOU 26」というモデルです。とても気に入っています。久しぶりに自転車をよく漕いだ。乗り回したと言っても過言ではありません。

ここのところ、夕方に1時間弱寝てしまって夜に寝られなくなる悪循環が続いていたのだけれど、今日はよく自転車を漕いだうえ、昼寝を回避することができたのでスムーズに入眠できる気がする。昼寝をしないようかなり努力した。


帰り道、いくつかのグループが橋から川原を見下ろしているのを見かけて、彼らに倣うと鹿がいた。馬を見そびれたが、鹿を目視することに成功。


このごろブログや Twitter などのいわゆる「インターネット」を通じて知り合った人とやりとりをする機会が増えている*1。一方で学校を起点に交流の始まった同級生たちとのコミュニケーションががぐんと減っている。なぜなら彼らと繋がるための instagram のアカウントにログインすらしていないからで、かなり自分とは関係ない感じになってきている。どちらにせよインターネットを介さないとまともにコミュニケーションをとれないのだと改めて実感している。リアルとインターネットに境界があるという感覚は存在しなくて、リアルの延長としてのインターネット、あるいはインターネットのより実態のある体験としてのリアル、という感覚の方がしっくりくる。

*1:リプライやスペース、DM 機能などほとんど Twitter 上でコミュニケーションをとっている。