steady

ひとつ大きな呼吸をすると、喉の奥がキュッと絞られるような感覚を覚える寒さ、自転車を漕げばハンドルを握る手が着実にとがっていくような感覚を覚える寒さだったが、口元空間広々マスクを着用していたので後者の寒さしか体感することができなかった。朝。キャンパスに集合して、グループで利用できる教室に陣取って論文の執筆作業を進めた。僕はともかくとして、グループのみんなも日曜日の朝10時から Word ファイルとにらめっこしているのっておもしろたのしい。昨晩よく考えたおかげて、あとは書くだけのフェーズに持っていくことができた。書くだけのフェーズ、寝るだけのフェーズ、あなたの話を聞くだけのフェーズへと突入していきたい。

僕が執筆を担当したパートを読んだ人が、その文章についていくつもの言葉を重ねながら褒めてくれて嬉しかった。これまでのグループ研究では、声の大きさを活かしたフィジカルなプレーで周囲を圧倒していましたが、実際のところ私のメインステージは論文を書く段階にあるのでこれからさらに周囲を魅了することになるでしょう。← 研究の最中もずっとこんな調子なので目も当てられない。

18時ごろ解散して出町座へ向かった。『ケイコ 目を澄ませて』はほんとうに素晴らしい作品だった。すべてが素晴らしい映画だった。

これまで日誌のようなものを「Daylio」というアプリを利用して記録していたが、今日からノートに記録していこうと考えている。2Bの鉛筆で書きたかったけれど、持ち合わせていなかったのでシャープペンシルで書くことにする。まっさらなツバメノートが手元にあったのでそれに記すことにする。これが大きな宣言となるかはこれからの着実な態度にかかっている。