魂のレベルを上げる

2023年のテーマを「魂のレベル」にする。そういうことになっていくような気がしている。つまり、魂のレベルを念頭に置いた生活を繰り広げ、魂のレベルを上げてゆくことを目標に生きるということです。

そもそも魂のレベルとは何なのかについて考えるところから始めなければならない。とりあえず暫定的に、生活や人生における意思決定・行動指針の根底にある思想とか動機、根拠そのものを魂と呼ぶことにしていきましょう。私の生活や人生の主導権を握っている魂をより良いものに磨き上げていきたいという感じです。俺の中の魂観については今後より洗練させていきたい。まずはここから。

この魂って身体を必要としない感じがあるから、他者に対していかに働きかけていくかにも焦点を当てている。もし仮に身体がなくなったとしても、私の魂による他者への介入によって世界がより良くなっているみたいな。魂のレベルを上げるということは、いかによりよく他者に介入するかということで、もっと踏み込むと他者の魂のレベルすら上げる(変化させる)こととも言えるかもしれない。

2022年は他者と関わる機会がぐんと増えて、それって他者に関わられる機会が増えたということでもある。コミュニケーションを通して、他者が自分に介入してきて、逆に他者に自分が居座ると感じることが増えた。よく話す友だちの考えていることについて自分も考えをめぐらすこと、好きなブロガーがよく言及しているものを目にしたときにそのブロガーの視点を手に入れていること、もしあなただったらどうするか考えてるってささやき、私の中のあなたを発揮させていきたいという宣言。

私はあなたとの関係性の中で生まれるきわめて流動的な混成体だってことを、外出自粛の暮らしを経過したことで、よりくっきりとしたかたちで理解しつつある。私とあなたは1より大きくて2より少ない。これはちょっと言いすぎかもしれないけど、そういうことが言いたい。身体を基準で考えると腹に落ちてこないけれど、魂ベースで考えるとなんとなく掴める。

ここまで説明してきた魂のレベルを上げることって、もしかすると小沢健二のいうところの「宇宙」を良くするってことかもしれない。「今ここにあるこの暮らしこそが宇宙だよ」ってことだし、「その時々にできることは 宇宙の中で良いことを決意するくらい」だってことです。

かなりスケールの大きな話になってきたようだけど、このスケールのでかさから生活へのジャンプ・ダウンに目を向けていて、例えば、いつも書いているようなことだけど、早寝早起きや規則正しい食生活でヘルシーになることとか、手元にある学業に真摯に取り組むこととか、目の前のあなたの話していることに耳を傾けるとか、そんな日々の中の反復的な実践を視野に入れている。そこから魂にジャンプ・アップするみたいな意識の動かし方。時おり片目を閉じてそれを測るようにする。