つまらなかった映画

つまらなかった映画

昨年の冬に新文芸坐で観たゴダールの『軽蔑』がぶっちぎりでつまらなかった。ローテンポであっさりとした作風で、登場人物たちがどのような意図で動いているのか読み取れなくて難解だった。当時、付き合ったばかりの恋人もつまらなさそうにしていて冷や汗をかき続けた。俺が誘ったのに申し訳ないと思って後半あたりで「出る?」とか声をかけてしまったりしてダサかった。つまらなかったというか鑑賞体験が悪かった。ここ最近でつまらなさという点で印象的な作品だった。

オール・タイム・ベストのつまらなかった映画は今はなき京都シネマで観た、杉田協士の『春原さんのうた』。ずっと記憶に残ってる。単調な作品で途中で寝てしまったんだけどその居眠りがとても気持ちよくてなんだかんだで素晴らしい作品だったという評になっている。いつかブログで書いたような気もする。同じ理由でパトリシオ・グスマンの『光のノスタルジア』もよい居眠り映画だった。

あるときは退屈だと言える部分もあって、正直にいうと少しウトウトした。とはいえあの眠気に対しては一切罪悪感がなくて、あの映画を観ながら昼寝ができたら素晴らしいだろうなとまで考えた。今度『春原さんのうた』でナップする会を開きます。

イオンみたいに舐められたい - 大胆な動き


映画館の座席

ひとりで映画を観に行く時はたいてい前方の座席を選ぶ。視界いっぱいにスクリーンが広がるのが嬉しいから。迫力がある。あと視界に他の観客が入らないから気が散らなくて嬉しい。映画に集中したい。これは映画館によるけど、スクリーンと最前列との間にある程度距離があればそこを選ぶ。一番前の座席に座る。脚を伸ばしたり靴を脱いだりだらしのない格好で観ても迷惑にならなさそうだから。出町座やアップリンク京都、下高井戸シネマ、早稲田松竹とかは最前列でいける印象があって、ぎゃくに新文芸坐やアップリンク吉祥寺だと首が疲れる。

他人と映画を観に行く時は相手に合わせる。するとほとんど真ん中から後方以降の座席が選ばれることになる。誰かと映画を観る時は必ずしも映画に集中しなくてもよいからまあいいかと思う。このあいだ映画の好きな友人と劇場に行ったんだけど、スクリーンから最も遠い 2 階席を選択していて驚いた。遠くから映像を眺めるのも悪くなかった。

てか俺が映画を観る時って特定の映画を観たいからというよりはなんとなく映画館に行きたいからという動機で脚を運ぶことがほとんどなんだけど、その時に空いているのが前方の席ばかりでそれに慣れてるからっている元も子もない理由があるかも。それでいうと京都で学生生活を送っている頃と比べて東京で会社員生活を送っている時の方が混雑した劇場に遭遇する場合が多い。学生って平日の昼間に映画館に行き放題で楽しかった。おじさんとふたりきりで映画を観たりして楽しかった。

京都の映画館ではしばしば「俺はこのシーンで笑えますよ」って感じでガハハハ笑うジジイに遭遇することがあってウザかったけど楽しかった。東京はいつも満席でとなりに若い女の人とかがいると靴とか脱いできもい格好で映画を観ていてすみませんとかなんかそういう別に思わなくてもいいようなことを考えたりしてしまって疲れたりする。



互いの設問に答える「Q&A」という企画を id:magicmirro__rid:which_sushi_doulike の 3 人でやっている。目的はブログを書くこと。書き続けることはよいことだからです。1000 問に回答したら紙媒体にまとめます。
magicmirror.hatenadiary.jp

踊ったら感謝された(柴田聡子TOUR『夏'26』人見記念講堂)

東京都は世田谷区、昭和女子大学人見記念講堂で開催された柴田聡子 TOUR『夏'26』を聴きに行った。初めて柴田聡子の生演奏を聴いたのは、京都の磔磔で催された『ぼちぼち銀河』のリリース・ツアーで、当時のアルバイト先の同僚に誘ってもらったのを覚えている。たしか磔磔に行ったのもあれが初めてだった。それから、スカートや Helsinki Lambda Club、cero とのツーマンで柴田聡子を見た。ワンマンは今回が 2 回目。踊る!ディスコ室町と同じくらいたくさん柴田聡子のライブに行っている。どちらもたくさん踊れるから好きだ。

けれど今回は踊れなさそうな気配があった。というのも会場の人見記念講堂は席が指定されていて、観客はそれぞれふかふかの席にがぶりと座り込んで腰を休ませながら鑑賞する形式だったからである。これまでライブハウスのスタンディング席しか行ったことがなくて座りながら音楽を聴くのは新鮮だと思いながら柴田聡子とそのバンドメンバーの登場を待った。

開演するとそれまでののんびりとした椅子を愛する気持ちは消滅し、演奏に合わせて脚をジタバタさせたくなるばかりだった。じっさい音楽に合わせて脚をジタバタさせたり頭をフラフラ揺らしたりして演奏を楽しんだ。当たり障りのない動きで満足するはずもなくしまいには椅子をギッタンバッコンして座席一体の迷惑者になっていた。微動だにしていない人がほとんどで不思議だったが、鑑賞する体勢は人それぞれである。

数ヶ月前にリリースされたダンサブルなナンバー「Pool」の演奏が始まった頃さすがに我慢の限界になって、後ろの座席の人ごめんなさいでも鑑賞する体勢は人それぞれですから各人楽しみましょう、と謝罪と啓蒙の気持ちで立ち上がり地団駄を踏むことにした。気持ちよかった。それから「Side Step」「Synergy」と踊りをお膳立てするような楽曲が続いたのでたくさん体を動かした。俺は音楽に合わせて頭を揺らしたりケツを振ったり脚の重心を移動させたりするのが本当に好きだ。気持ちいいから。俺が立ち上がり始めた頃から周りの人も立ち上がっていたような気がする。やっぱり立つと俺より後ろの人が見えなくなるのかな。でもみんな踊りたかったと思う。

アンコールで「ワンコロメーター」を 3 連続で演奏する頃になってようやくオーディエンスのほとんどが立ち上がり始めた。みんなさすがにワンコロメーターは踊りたい。とはいえ直立不動で鑑賞しているひとが多くて意外だった。

終演後踊り疲れてグッタリしながら呆然と立ち尽くしていると、俺の後方に座っていたという同い年くらいの女の人に肩をつつかれた。やばい俺のせいで見えなかったのかなと思って謝罪の顔になろうとしていると、「あなたが踊っているのを見ることができてよかったです柴田聡子のライブの楽しさが倍増しました」と感謝の言葉を贈られて呆気にとられた。嬉しい言葉をかけてもらってあたたかい気持ちになる。踊って感謝をされるということもあるんですね。

柴田聡子 TOUR『夏'26"』のポスター

犬川(id:karirirrr)さんと合流して三軒茶屋駅に向かって歩いていると、偶然はんかがい(id:Hankagai)くんと会ったので 3 人で飯を食べることになった。もともと丸亀製麺でうどんをずるずるすする予定だったが、道中で見かけた雰囲気のある中華料理店に心を奪われたわれわれはチャーハンやラーメンや回鍋肉や餃子を頬張ることになった。

われわれが心を奪われた回鍋肉や炒飯など。

マクドナルドでする注文

マクドナルドでする注文

ダブルチーズバーガー、マックチキン。

最寄駅のそばにマックがあって、昼ごはんをシュッと済ませたい時や飲み会の帰りに小腹を満たしたい時などに何度か利用したことがある。ダブルチーズバーガーのチープな味が好き。くにゃっとしたパンに薄っぺらい肉が挟まっていて、チーズとケチャップとピクルスの香りがする。ハンバーガーを食べているという気持ちになる。フライドポテトはたしかに美味しいんだけど自分では買おうとは思えなくて、でもハンバーガーひとつだと物足りないから、もうひとつ安いバーガーを注文する。このあいだはマックチキンだった。帰路で食べ切る。

歩きながら食べるダブルチーズバーガー。

マックグリドルソーセージエッグ、ハッシュポテト(ホットアップルパイ)、ホットコーヒー。

京都の下宿先から 15 分ほど歩いた先にマクドナルド金閣寺店があった。休日の朝とかにマックグリドルを食べに出かけていた。マクドナルドでいちばん嬉しいのは朝マックで、特にマックグリドルのことが好き。あまじょっぱいハンバーガーを熱いコーヒーで流し込むのが気持ちいい。でもこれってグリドルのことを好きじゃなくてグリドルのことを好きな自分を好き案件かもしれません。そうだと思います。でもうまいから食いたくなる。上京してからは食べてない気がする。

金閣寺店で食べたマックグリドル。

めちゃくちゃお金があったとしてでかい家を建てるとしたらしたいこと

アイランドキッチンと本棚が欲しい。

あとバスケットコートと 50 m プールを併設。


互いの設問に答える「Q&A」という企画を id:magicmirro__rid:which_sushi_doulike の 3 人でやっている。目的はブログを書くこと。書き続けることはよいことだからです。1000 問に回答したら紙媒体にまとめます。
magicmirror.hatenadiary.jp