20260802

ずいぶん遅い時間に起きた。10 時くらい。昨晩は下総で飲んでいて帰宅するのが遅くなったからだ。マットレスからシーツを剥がしたり布団を剥いたりして寝具を洗濯してコインランドリーの乾燥機へ持っていった。ついでに汚れていた Nike のボメロと asics のゲルニンバスをスニーカ用の洗濯機で洗ってみた。コインランドリーと自室を 4 往復した。小袋成彬と 5lack の新しいアルバム聞き応えがある。抽選が外れて行けなかった彼らのライブが盛況だったことを Twitter のタイムラインで見た。

きのう人生で初めての眼科へ行った。ここ最近遠くが見えにくくなったような気がしていたからだ。ようやく仕事をもらえるようになってきてモニターを見続ける時間がどんどん伸びている。夕方になると文字が見えにくくなる。久しぶりに出社した時に遠くの掲示や人の顔が識別できなくなっていたのがショックで診察を受けに行った。視力検査の結果、両目の視力はともに 1.2 あって、俺の眼球の能力は申し分ないようだった。赤い気球を初めて見た。お医者さんが俺の目を診察しようとして目に触れると俺の目から涙が止まらなくなって、よくあることですみませんとか謝っていたら、俺の目は刺激に弱くて反射的に分泌物が出る仕組みになっていると診断された。俺が長年涙だと思っていたものは透明な目やにらしい。涙の方がよかった。遠くが見えないことはどう処理されたんだっけ。

コインランドリーで洗ったスニーカーはさっぱりして綺麗になったもののデートで履いていくにはヨレすぎていたので新調することにした。新宿に行くことにする。荻窪駅に着くと体中から汗が止まらなくなって、街の厄介者になった。俺の発汗量は驚異的である。炎天下に 10 分ほど外を歩くと腕にびっしり水滴がついて、頭皮から流れる汗が目に入ってしみる。そして悲しいことにやがて臭くもなる。これまでは俺の発汗によって周囲に嫌な思いをさせていたら申し訳ないと思っていたが、最近はどうでもよくなった。俺の意思ではどうにもできないからである。たとえば接触して濡れたら不快かもしれないが、お手持ちのハンカチで拭いてください。俺の発汗は俺の意図の範疇を超えている。ハンカチで拭いても数秒後には汗が分泌されて水滴が浮かび上がってくる。諦めてべちゃべちゃで乗車したりべちゃべちゃで入店したりする。新宿の asics の直営店でゲルカヤノを購入した。

帰宅して片付けをしてから少しだけ仕事を片付けた。さいきん労働者や被雇用者の責任の取り方について考えていたのですが、その形態のひとつとして、時間外労働や業務時間外の作業を実施するというものがありそうですね。ほんらい労働者が責任を取るということは不可能だと思うのですが、その不可能な現象を行為に落とし込もうとするとそういう活動にならざるを得ないというか。

来週も忙しくなりそうだったので先取りで運動をしておこうと区民プールへ行った。週に 1 回以上のスイミングをおよそ 1 年ほど続けていてどんどん平泳ぎが速くなっていく。水泳のよいところのひとつは、体液が分泌されてもそれが隠蔽されることだ。ずいずい泳いでいる俺から分泌される大量はすべてプールの中に消えてゆく。実質かいていないようなものだ。汗だけじゃなくて唾や痰や鼻水などすべての分泌物がひとつの浴槽で一体となっている。それぞれの分泌物は誰の責任によるものでもない。塩素で消毒される。普段泳いでいる時に考えていることは利用者の分泌物が塩素で消毒されていくイメージと、俺がその時点で泳いだ距離。汗のことは気にしなくてよくて、じゃあ、あと何往復すれば 1000 m に到達するだろう?

つまらなかった映画

つまらなかった映画

昨年の冬に新文芸坐で観たゴダールの『軽蔑』がぶっちぎりでつまらなかった。ローテンポであっさりとした作風で、登場人物たちがどのような意図で動いているのか読み取れなくて難解だった。当時、付き合ったばかりの恋人もつまらなさそうにしていて冷や汗をかき続けた。俺が誘ったのに申し訳ないと思って後半あたりで「出る?」とか声をかけてしまったりしてダサかった。つまらなかったというか鑑賞体験が悪かった。ここ最近でつまらなさという点で印象的な作品だった。

オール・タイム・ベストのつまらなかった映画は今はなき京都シネマで観た、杉田協士の『春原さんのうた』。ずっと記憶に残ってる。単調な作品で途中で寝てしまったんだけどその居眠りがとても気持ちよくてなんだかんだで素晴らしい作品だったという評になっている。いつかブログで書いたような気もする。同じ理由でパトリシオ・グスマンの『光のノスタルジア』もよい居眠り映画だった。

あるときは退屈だと言える部分もあって、正直にいうと少しウトウトした。とはいえあの眠気に対しては一切罪悪感がなくて、あの映画を観ながら昼寝ができたら素晴らしいだろうなとまで考えた。今度『春原さんのうた』でナップする会を開きます。

イオンみたいに舐められたい - 大胆な動き


映画館の座席

ひとりで映画を観に行く時はたいてい前方の座席を選ぶ。視界いっぱいにスクリーンが広がるのが嬉しいから。迫力がある。あと視界に他の観客が入らないから気が散らなくて嬉しい。映画に集中したい。これは映画館によるけど、スクリーンと最前列との間にある程度距離があればそこを選ぶ。一番前の座席に座る。脚を伸ばしたり靴を脱いだりだらしのない格好で観ても迷惑にならなさそうだから。出町座やアップリンク京都、下高井戸シネマ、早稲田松竹とかは最前列でいける印象があって、ぎゃくに新文芸坐やアップリンク吉祥寺だと首が疲れる。

他人と映画を観に行く時は相手に合わせる。するとほとんど真ん中から後方以降の座席が選ばれることになる。誰かと映画を観る時は必ずしも映画に集中しなくてもよいからまあいいかと思う。このあいだ映画の好きな友人と劇場に行ったんだけど、スクリーンから最も遠い 2 階席を選択していて驚いた。遠くから映像を眺めるのも悪くなかった。

てか俺が映画を観る時って特定の映画を観たいからというよりはなんとなく映画館に行きたいからという動機で脚を運ぶことがほとんどなんだけど、その時に空いているのが前方の席ばかりでそれに慣れてるからっている元も子もない理由があるかも。それでいうと京都で学生生活を送っている頃と比べて東京で会社員生活を送っている時の方が混雑した劇場に遭遇する場合が多い。学生って平日の昼間に映画館に行き放題で楽しかった。おじさんとふたりきりで映画を観たりして楽しかった。

京都の映画館ではしばしば「俺はこのシーンで笑えますよ」って感じでガハハハ笑うジジイに遭遇することがあってウザかったけど楽しかった。東京はいつも満席でとなりに若い女の人とかがいると靴とか脱いできもい格好で映画を観ていてすみませんとかなんかそういう別に思わなくてもいいようなことを考えたりしてしまって疲れたりする。



互いの設問に答える「Q&A」という企画を id:magicmirro__rid:which_sushi_doulike の 3 人でやっている。目的はブログを書くこと。書き続けることはよいことだからです。1000 問に回答したら紙媒体にまとめます。
magicmirror.hatenadiary.jp

踊ったら感謝された(柴田聡子TOUR『夏'26』人見記念講堂)

東京都は世田谷区、昭和女子大学人見記念講堂で開催された柴田聡子 TOUR『夏'26』を聴きに行った。初めて柴田聡子の生演奏を聴いたのは、京都の磔磔で催された『ぼちぼち銀河』のリリース・ツアーで、当時のアルバイト先の同僚に誘ってもらったのを覚えている。たしか磔磔に行ったのもあれが初めてだった。それから、スカートや Helsinki Lambda Club、cero とのツーマンで柴田聡子を見た。ワンマンは今回が 2 回目。踊る!ディスコ室町と同じくらいたくさん柴田聡子のライブに行っている。どちらもたくさん踊れるから好きだ。

けれど今回は踊れなさそうな気配があった。というのも会場の人見記念講堂は席が指定されていて、観客はそれぞれふかふかの席にがぶりと座り込んで腰を休ませながら鑑賞する形式だったからである。これまでライブハウスのスタンディング席しか行ったことがなくて座りながら音楽を聴くのは新鮮だと思いながら柴田聡子とそのバンドメンバーの登場を待った。

開演するとそれまでののんびりとした椅子を愛する気持ちは消滅し、演奏に合わせて脚をジタバタさせたくなるばかりだった。じっさい音楽に合わせて脚をジタバタさせたり頭をフラフラ揺らしたりして演奏を楽しんだ。当たり障りのない動きで満足するはずもなくしまいには椅子をギッタンバッコンして座席一体の迷惑者になっていた。微動だにしていない人がほとんどで不思議だったが、鑑賞する体勢は人それぞれである。

数ヶ月前にリリースされたダンサブルなナンバー「Pool」の演奏が始まった頃さすがに我慢の限界になって、後ろの座席の人ごめんなさいでも鑑賞する体勢は人それぞれですから各人楽しみましょう、と謝罪と啓蒙の気持ちで立ち上がり地団駄を踏むことにした。気持ちよかった。それから「Side Step」「Synergy」と踊りをお膳立てするような楽曲が続いたのでたくさん体を動かした。俺は音楽に合わせて頭を揺らしたりケツを振ったり脚の重心を移動させたりするのが本当に好きだ。気持ちいいから。俺が立ち上がり始めた頃から周りの人も立ち上がっていたような気がする。やっぱり立つと俺より後ろの人が見えなくなるのかな。でもみんな踊りたかったと思う。

アンコールで「ワンコロメーター」を 3 連続で演奏する頃になってようやくオーディエンスのほとんどが立ち上がり始めた。みんなさすがにワンコロメーターは踊りたい。とはいえ直立不動で鑑賞しているひとが多くて意外だった。

終演後踊り疲れてグッタリしながら呆然と立ち尽くしていると、俺の後方に座っていたという同い年くらいの女の人に肩をつつかれた。やばい俺のせいで見えなかったのかなと思って謝罪の顔になろうとしていると、「あなたが踊っているのを見ることができてよかったです柴田聡子のライブの楽しさが倍増しました」と感謝の言葉を贈られて呆気にとられた。嬉しい言葉をかけてもらってあたたかい気持ちになる。踊って感謝をされるということもあるんですね。

柴田聡子 TOUR『夏'26"』のポスター

犬川(id:karirirrr)さんと合流して三軒茶屋駅に向かって歩いていると、偶然はんかがい(id:Hankagai)くんと会ったので 3 人で飯を食べることになった。もともと丸亀製麺でうどんをずるずるすする予定だったが、道中で見かけた雰囲気のある中華料理店に心を奪われたわれわれはチャーハンやラーメンや回鍋肉や餃子を頬張ることになった。

われわれが心を奪われた回鍋肉や炒飯など。