2021: NOT WONK『dimen』による赤への執着

2021年は間違いなくNOT WONKdimen』の年だった。1年じゅう繰り返し聴いたアルバムの、逞しく繊細で鮮やかな赤色のジャケットが僕の心をつかんで離さなかった。

NOT WONK『dimen』

NOT WONK『dimen』

北海道苫小牧市を拠点に活動するスリーピースバンド・NOT WONKが2021年1月にリリースした4thアルバム『dimen』。音楽についての知識が乏しいので本作がどうカテゴライズされるのか分からない。ロック?ソウル?ジャズ?精神としてのパンク・ロック。音楽に精通している人であってもこの作品がどのジャンルに位置付けられるか言い切ることはなかなか難しいような気がする。これはNOT WONK『dimen』である。

リスナーを鼓舞するようなハンドクラップから幕を開ける「spirit in the sun」のめくるめく展開に翻弄され、「slow burning」のパワフルなサックスに思わず肩を揺らしてしまう。。どこか懐かしさを覚えるノリノリな「get off the car」から疾走感溢れる「200530」へのつなぎにうっとりしてしまう。そして力強い言葉の込められた「the place where nothing's ever born」へ。このアルバムで好きな曲をひとつ選ぶとしたらこの曲を挙げる。詩が良いので。こうして適当な言葉を並べているけれど、つまりかっこいいんすよってこと。

マニキュアが施された指が絡まる印象的なジャケットについて、NOT WONKでボーカル・ギターを務める加藤修平が自身のnoteにアートワーク完成までの経緯をつづっていた*1。ミュージシャンが考えていることをインターネットで公開してくれるのはとても嬉しい。

「女性的」、「ユニセックス」は禁止で複雑なものを複雑なものとして考えたかった。ありのままや等身大という言葉はどうも安っぽくて嫌いだけれど、ないまぜになったものをないまぜのまま形にしたかった。安易にネイルアートを”女性的”だと捉え、敢えてそれをゴツッと"男っぽ"くてゴツっとした”男性的”な私の手に施し、そのギャップがなんかいい感じでカッコかわいくてお洒落だよね、というのが一番最悪な結末。対極であると思う。そうなった瞬間にゴミ箱にブチ込むべきものになってた。
NOT WONK 「dimen」アートワークについて|shuhei kato|note

Spotifyまとめ2021

これは僕の「Spotifyまとめ2021」。こんなことをするのは無粋だけれど、僕がいかにNOT WONK『dimen』に熱狂していたかを分かりやすく示したかった。めっちゃ聴きました。


NOT WONK『dimen』は、2021年を代表する存在だった。「ベストアルバム」とかの枠組みを超えて、あらゆる面で。彼らの希望に満ち溢れた楽しい音楽に何度も救われたし、それは僕自身を奮い立たせる原動力にもなってくれた。いつか彼らの演奏を生で観てみたいし、観なきゃいけない。

赤への執着

NOT WONK『dimen』

NOT WONK『dimen』

1月に購入。Amazonの注文履歴を確認したところ、リリース日よりも前に買っていた。3rdアルバム『Down the Valley』では歌詞カードとは別に対訳が封入していたのだけれど、本作は対訳がなかったので残念だった。ファーストとセカンドはまだ持っていないので分からない。実はまだCDプレイヤーを持っていないので本来の用途で使っていない。壁に立て掛けて飾っている。

〈PHEENY〉「YOUR NAME sweat」

〈PHEENY〉「YOUR NAME sweat」

1月に購入。参加する予定だったがふさわしくない状況だったため断念したNOT WONK主催のライブイベント「Your Name 2020」のグッズ。これを着る度にあのとき東京へ行くべきだったのかもしれないと思い出す。ゲストアクトとして、カネコアヤノとAge Factoryが参加していた。

〈PHEENY〉がセレクトしたデッドストックのスウェットを加工したリメイク品。商品ごとにボディーが異なる、いわゆる一点もの。僕が買ったのは〈Russell Athletic〉のスウェットでサイズはXLだった。予想以上にオーバーサイズだったが、届くまでサイズが分からない感じだったので仕方がない。紺の短パンと合わせて着たいと思っていたけれど、タイミングを逃したので次の春とか秋とかに挑戦したい。

〈PHEENY〉「YOUR NAME sweat」裾
〈PHEENY〉「YOUR NAME sweat」袖

裾と袖にそれぞれタグとロゴプリントがあしらわれている。

NIKE〉ナイロンジャケット

NIKE〉ナイロンジャケット

1月に入手。実家から掘り出してきた。かつて母親が海外旅行のおみやげとして父親へ贈ったもので、残念ながら気に入ってもらえず何十年もタンスの肥やしになっていたらしい。つまり母親から父親経由で息子である僕に贈られたジャケット。タグには「NME 920220 KL4」と記載されている。

ほどほどに身幅があって、着丈が短い。胸にある小さなバスケットボールのロゴがかっこいい。頼りないフードも味わいがあっていい。持っている上着の中でいちばん気に入ってる。

〈LACOSTE〉「L1212」

〈LACOSTE〉「L1212」

6月に購入。モージューさんの記事*2を読んでから「ラコステのポロシャツをデカく着たい!」という気持ちが抑えきれず、買ってしまった。この夏はほとんどこれしか着ていなかった。

サイズ8、3XLに相当するはちゃめちゃにデカいポロシャツ。手で持って広げるとそのデカさに驚いてしまうが、実際着るとこんなもんかって慣れちゃう。でも客観視するとやっぱりデカい。つぎ買う機会があったら、ワンサイズ下げようと思っている。

FREITAG〉「F240 ART」

FREITAG〉「F240 ART」

1月に購入。まともに対面授業がなかったのに新調した〈FREITAG〉のペンケース*3。今期はキャンパスで講義を3コマ分受けているので、そこそこの頻度で持ち運んでいる。

FREITAG〉はトラックの幌を再利用してバッグを製造しているブランド。街中でここのメッセンジャーバッグやトートバッグをよく目にする。耐久性・耐水性に優れた幌でできたペンケースはごつごつとタフな質感で、机の上で異彩を放つ。ゴムだけで留める仕様は多少心もとないが、その粗雑さも良しとしている。

〈AVIOT〉「TE-D01gs」

〈AVIOT〉「TE-D01gs」

12月に購入。日本のオーディオブランド〈AVIOT〉から11月末に発売されたエントリーモデルのワイヤレスイヤホン*4。小柄なスケルトンのケースが魅力的だったので買った。音質を評価できるほど音楽を聴くテクニックがないので、オーディオ機器は基本的にデザインで選ぶ。あと、物理ボタンで操作する点や、充電ポートがUSB Type-Cであった点も気に入っている。

製品が発表されたときに恋人に「これいいよね」と連絡したところ、いい感じの返信があったので、白色のモデルを彼女に贈った。気軽に買える価格もありがたい。

このイヤホンでこれからもNOT WONK『dimen』を聴くことになる。