A.P.C. Petit Standard 24ヵ月経過 4度目の洗濯

A.P.C.〉 の「Petit Standard」というリジッドデニムを穿いている。

穿き始めてから2年が経過し、4度目の洗濯をしたので、その様子を記録したい。

洗濯前の写真

穿き始めてからちょうど24ヵ月が経過した。夏を除くほとんどの時間をこのジーンズで過ごしている。僕が狂ったように同じジーンズを穿いているのは、もちろんフェイディングを楽しみたいからでもあるが、初めてのアルバイトの給料で買ったことが大きく影響している。たかがジーンズだけれど、なにかかけがえのないものを見出しているのだと思う。

前回洗ったのが4か月前だったので、あまり変化はないような気がする。そのとき「次の洗濯は(いちばん早くても)冬が明ける頃になるだろう」と宣言していたが、数日前に右腿あたりにお雑煮の出汁をこぼしてしまったため、急遽洗うことになった。2年が経つ頃だったのでそれにかこつけた。

つい最近、太腿の裏あたりが顕著に色落ちしていることに気づいた。オンライン授業や在宅のアルバイトで長時間椅子に座っているからだと思う。フロントポケットにスマートフォンによるアタリがあるうえに、太腿には(間接的ではあるけれど)コロナ禍による傷跡があるので、なんて現代的なジーンズなんだと言いながら眺めることがしばしばある。



洗濯方法

  1. 浴槽にジーンズが漬かる程度の水を溜め、中性洗剤(エマール)を入れる。
  2. 裏返したジーンズを1時間程度漬け置きする。
  3. 水を入れ替えて2度すすぐ。
  4. 洗濯機で7分間脱水する。
  5. コインランドリーの乾燥機で、裏返したまま高温で10分間、表向きにして中温で10分間乾かす。


洗濯後の写真

お決まりの断りになっているんだけれど、iPhoneで撮影しているせいか写真ごとに色合いがかなり変わってしまう。さらにピントを合わせようとすると暖色が強く出てしまうので、少しでも本来の色味に近づけるためにピンボケの写真を使っている。こんなの参考になりませんね。ちなみに肉眼で見てもあまり違いはわかりません。

初めてコインランドリーのガス乾燥機を使って乾かした。これまでは生地が縮むことを懸念して天日干し一筋でやっていたのだが、もうある程度縮まっても大丈夫だろうと思ったので、様子を見つつ乾燥機をかけた。結果、穿く分には問題ない程度に縮まったし、むしろ求めていたタイトさを得ることができたので、かなり良かった。

バックポケットの座るときに擦れる部分と、太腿裏の色落ちがかなり目立つなという印象。全体的に白くのっぺりとした雰囲気になってしまっている。ヒゲのコントラストも弱め(色落ちしている太腿と同化している)でシャキッとしていない。座り過ぎであることがすべての原因があるような気がしてきた(立てよ歩けよの精神で生活を営みたい)。



おわりに

ジーンズを洗うことで紛れもない清潔さを獲得することができる。このたび、不穏で薄汚いジーンズが衛生的でクリーンなジーンズへ生まれ変わりました。そしてまた明日から新たな汚れを蓄えていきます。その繰り返しで今がある。

それなりに着用して少々くたびれてきたので、リジッドデニムを新調することを検討している。今のところ候補に挙がっているのは〈A.P.C.〉 の「New Standard」。とはいえファーストウォッシュのことを考慮すると、夏が明ける頃に穿き始めるのが良さげだから、結局買わずじまいになる気がするな。どこかに穴が開いてしまう前までにはなんとか工面したい。