〈A.P.C.〉 の「Petit Standard」というリジッドデニムを穿いている。
穿き始めてから1000日が経過したので、その様子を記録したい。
この「1000日」というのは、今日がこのジーンズを購入してちょうど1000日目ということ。着用時間の合計が1000日分に到達したわけじゃないので、イカサマのような気もしないでもないけれど、区切りがいいしなんとなくめでたいのでレポートすることにした。
太ももの色落ちが顕著で、白っぽくというか、黄色に近い色合いになっている。ヒゲもぼんやりとしていて、全体的にのっぺりとした印象。右ポケットにスマホを収納していることだけとてもよく分かる。
バックポケットと太もものアタリは長時間座っていたことによるものだと思う。授業もアルバイトもデスクワークが中心の日々を送っていたので仕方ない。飛躍すると、ここにもコロナ禍の傷跡が残っているということ。
左のハチノス下の色落ちが激しいのはなんでなんだ。あー今気づきました。脚を組むときに左脚が上だからです。それで擦れてアタリができてる。着席の暮らしを送っています。
右ポケットの傷はどちらもスマートフォンの同じ角が当たる部分で、浅く収納されるときと、深く収納されるとき、どちらのアタリもついている。浅いときの方が深い傷を負っている。浅くしまいがちということ。
膝を境に色落ちの程度が異なっているのでおもしろい。
よくみると、膝回りの一部はほつれ始めている。脚を曲げるときに負荷がかかりやすいので、自然な故障ではある。僕の場合股が裂ける前に、膝が破れる気がする。
いつも親指の第一関節を基準にロールアップしているので、その折りグセができている。裾周りはかろうじてブルーが残っていますね。
穿きはじめた頃は、ふた巻きしていたのだけど、最近はこんな感じでロールアップしている。巻きすぎると浮き輪みたいなのができて不格好になる気がする。
着席のアタリがよく分かる。バックポケットにモノを収納することは少ないので、特になにもないですね。
左右のベルトループにハンガーをかけて干しているので、中央のループよりもダメージがある。
濃淡のギャップが大きいので見ごたえがある。迫力がある。
購入時よりも痩せて全体にゆとりがうまれたことで、溝の感覚が狭くなっているのだと予想している。
最近撮ってもらっていた。もっとシャキッと立った方がいい。
この写真の撮影日に新しいジーンズを新調した。〈A.P.C.〉の「New Standard」。ここ数週間ずっと穿いていて、今後の色落ちレポートはニュースタが中心になりそう。
長いこと穿き続けることで、それが自分のものになっていく感覚、ジーンズをパーソナライズする体験はとても楽しい! 1本のジーンズに生活のすべてが刻まれるということ。