タレカツ丼を食べるしかない

11月の京都は冷えるだろうと思ってネイビーのパーカーの上にナイロンジャケットを羽織るという格好で出かけたら、予想に反して暖かい日だったので道端でパーカーを脱いでバックパックに詰め込んだ。古着屋で、デフォルメされた猛牛が描かれたカーキのスウェットを買ったせいで、ぱんぱんになったバックパックを背負って街を歩く人になっていた。天気予報をチェックしていればぱんぱんにならずに済んだと思う。まさか20度を超えるとは思っていなかった。

新潟カツ丼タレカツ京都本店

ここ最近立て続けに「タレカツ丼」にまつわる情報に触れる機会があったため、タレカツ丼を食べた―て食べた―てしょうがないボーイになっていた。そんな状態になるのは滅多にないことだし、タレカツ丼を来週に持ち越すと向こう一週間はわだかまりを抱えるような気がした。腹をくくり、京都の下京区にある「新潟カツ丼タレカツ京都本店」へ向かった。

揚げ物を提供する飲食店のわりに店内は清潔でなおかつジャズが流れていた。このジャズはいったいなんというジャズなのだろうとShazamで調べたが音が検出されなかった。案内されたカウンター席の隣にいた男性は大きめのタブレット端末でパズドラをプレイしていた。ちなみにパズドラというのは、ガンホーというオンラインゲームに携わる企業から配信されているパズルゲームで、正式名称は『パズル&ドラゴンズ』という。

「野菜ヒレカツ丼」を食べる

「野菜ヒレカツ丼」を注文した。2枚のヒレカツとナス、カボチャ、ブロッコリー、ミニトマト、ヤングコーンなどの揚げられた野菜がどんぶりにわんさか乗っている。甘辛い醬油ダレはあらかじめ白飯にかけられており、揚げたてのカツの気持ちの良い食感を損なわないようにしていた。これから社会人になるにあたり、このような配慮のできる立派な大人になりたいと強く思った。

さまざまなカツの中でも特にナスのカツが美味しかった。ほどよく油を吸ったナスはじゅわりと口の中でとろけ、甘辛いタレのかかったご飯にとてもよく合った。なんならナスカツだけで良かった。タレナスカツ丼を食べることができたらどれだけ素晴らしいだろうか。どうすかね、タレナスカツ丼。

アップリンク京都

京都市内には、いわゆるミニシアターがあちこちにあってとても楽しい。京都駅のすぐ南にある「京都みなみ会館」や、出町枡形商店街にある「出町座」など。今日行ったのは「新風館」という複合商業施設の地下1階にある「アップリンク京都」という映画館。館内に持ち込み可能なドリンクとして「伊良コーラ」を提供していて、ミニシアターのセンスだな~と行くたびに思う。

『サマーフィルムにのって』や『草の響き』をここで観たことがある。

『ボクたちはみんな大人になれなかった』を観る

途中苦手が描写が連続して劇場から飛び出そうとしたけれど、ぐっとこらえて最後まで観たら面白かった。気が向いたら感想エントリを書きたい。

Netflix制作の作品なので、劇場へ行くとおなじみの「でどんー」ロゴアニメーションをデカいスクリーンで見られるのでお得です。

おわりに

日曜日に遊ぶことを継続できている。先週末は恋人に会いに地元へ帰った。秋学期からゼミが始まり、課題に追われる日々が訪れるだろうと予期していたが、ここひと月は直近の課題がない限り日曜日にはきちんと遊べている。言い方は気持ち悪いけれど「遊びのタスク化」でそれを実現している。これから中間課題・期末課題をこなすべき時期に突入するので、これまでのように悠長に構えていられないが、いい感じにオンオフの切り替えをして生活を工面していきたい。

タレカツ丼にまつわる情報

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