A.P.C. New Standard 5ヵ月経過 1度目の洗濯

A.P.C.〉 の「New Standard」というリジッドデニムを穿いている。

穿き始めてからおよそ5ヵ月が経過し、1度目の洗濯をしたので、その様子を記録したい。

着用状況

穿きはじめてから149日が経過した。おおよそ5ヵ月。

毎日ガシガシ穿いているというわけではなくて、別のジーンズやスウェットを身に付けつつという感じでやっているので、何時間穿いたのか見当がつかない。

購入時から149日が経過しているということは、3576時間が経過しているということ。したがって、着用時間は3576時間以内でしょう。

糊を落とす前だったので、雨の日など水に濡れそうな日は避けて穿いていた。とはいえ、2度濡らした。購入日翌日に雨で濡れた自転車のサドルにまたがったときと、このあいだ別のジーンズをすすいでいる最中に誤ってシャワーを浴びせたとき。

洗濯前の写真

iPhone SE で撮影。


洗濯方法

  1. 浴槽にジーンズが漬かる程度のぬるま湯を溜め、中性洗剤(エマール)を入れる。
  2. 裏返したジーンズを1時間半程度漬け置きする。
  3. シャワーで軽くすすぐ。
  4. 洗濯機で1回すすぎ、7分間脱水する。
  5. コインランドリーの乾燥機で、裏返したまま高温で20分間乾かし、表にして高温で10分乾かす。

洗濯後の写真

iPhone SE で撮影。

雑感

  • 写真からだと分かりにくいけれど、テラテラした糊が落ちて、品のある深い藍色になった。外で太陽の光を浴びるとよりその青さが際立つ。コインランドリーの乾燥機で30分間乾かしたので、デニム生地がぎゅっと詰まった。ロールアップの位置が変わったので明らかにそう。つまりハチノスがずれるということなんだけれど、なんでもいいかも。変な畳みジワだけなんとかしたい。
  • ダニエル・ミラー『消費は何を変えるのか』の第4章「なぜデニムなの?」では、現在ジーンズは穿く人にとって「何も語らない衣服」であり、「『何も意味しない状態』を意味する」と述べられている。この主張は、ウェブレンが焦点を当てた身分差や競争として、あるいは、ボードリヤールのいうような社会的差異を示す記号として、消費を捉えられるというわけではないのだと続くのだけれど、そこは置いておいて、まさに僕も「何も語らない」という点でジーンズを穿いているような気がする。自分をニュートラルな状態にもっていける。これは(洗い立てだとすこしウエストが苦しいものの)快適だし、落ち着くからだ。そんなジーンズに「New Standard」と名付けるのはなかなか張り切っているなと思う。
  • とりあえずこれで糊を落とせたので、濡れてもしょげすぎることがなくなって嬉しい! 調理や風呂洗いするときや雨の日に外出するときにも、気兼ねなく穿ける。これって生活観変わるくらいすごいこと(ならとっとと洗えばいい)! 短パン穿く季節まで穿いて、そのときが来たらまた洗おう。
  • 1本のジーンズをきちんと愛するという試みをやっていく。1本のジーンズに限らず生活の中でそのような実践をしていく。