ハムカツ買い食い物語

昼過ぎから企業のオンライン説明会を視聴していた。受注事例として紹介された規模の大きなプロジェクトが筋道立ったストーリーとして語られていたことに、違和感を覚えてしまってなかなか頭に入ってこなかった。実際はもっと入り組んでいるだろうに。

説明すべき事象が複雑であっても、簡潔な展開のストーリーに落とし込むことで、ある程度理解されやすいものになるのだと思う。質疑応答の時間に、最近読んでおもしろかった本を尋ねた(チャットに投げた)がスルーされた。仕事をしていると忙しさのあまり読書が後回しになるのかもしれない。


2時間程度の説明会にくたびれてしまったので、散歩に出かけた。近所のコロッケ屋でハムカツを買って、ちびちび食べながら辺りを歩き回っていた。揚げたてだったから、指先が熱くなった。散歩をするときにマスクを着けることはほぼなくなった。街のにおいを嗅げるようになった。


コロッケ屋のすぐ隣にある八百屋で、ぶどうと梨を買った。スーパーで買い出しするとき果物を買うことってめったにない。高すぎるから。なにかに触発されたわけじゃないんだけれど、ふと果物を食べたくなったので、ぶとうと梨を手に取った。秋っぽさを感じたかったからかも。果物を買って気持ちがよくなったので、公園のベンチに並べて写真を撮った。いまはふたつとも冷蔵庫で冷やされている。


チェリオの自販機でこれを買って飲みました。振りそびれたので缶の中でゼリーが崩れていなかった。ハムカツを買ったからこれを飲んだのか、それともハムカツを食べたからこれを飲んだのか、あるいはハムカツを食べたこととライフガードシュワぷるゼリーを飲んだことはそれぞれ独立した体験なのか、そのストーリーの語られ方が異なれば受け取られ方も変わってきますよね。

ちなみにチェリオの商品情報ページでは、製品の画像がゆっくり・少しずつ上下に動いています。余裕がある。


そういえば、昨夜21時から5時間ぶっ通しで Twitter スペースしていたのとてもよい体験だった。ずっと前からお話したいと思っていた人たちと長いこと話すことができて楽しかった。2週間くらい前に DM でお声がけして実施が決まったスペースだったので長いことわくわくしていた。旅行をすることについてや、僕の起床時のルーチンの話、マッサージと占いを兼業したらよさそうということなど好き勝手喋っていた。そのあと、僕が更新を待ち遠しく思っているブログを書いている方が飛び入り参加してくださって、ブログの話やパートナーとの関係についての話などしていた。

他の男性に対して感情を表現できない有害な男らしさ(Toxic masculinity)が、ヘテロセクシャルな関係において女性へケアを過剰に押し付けていますよね、という記事。昨晩スペースで話したこととも結びつけれど、ただそこにいるだけで発生する男性性の加害性とこの有害な男らしさについて、もっと前のめりになって勉強していった方がいいよなと思う。

www.harpersbazaar.com


買い食い散歩を終えてから一時帰宅し、古本市で買った千野帽子『人はなぜ物語を求めるのか』を持ち出して公園で読んでいた。小学生たちが下校する時間だった。イルカポリスの新譜を聴いていた。足首やふくらはぎにアリが登ってきたりや蚊が止まったりして、読書どころではなった。小さな虫がまとわりつくとそれが気になって読書が後回しになる。