recover/見えてるよ

21歳のクリスマスを可能な限り最大限楽しむ。

12月24日 土曜日

夜からさらに深い夜まで

たびたび個包装のおやつをもらう

12月24日が訪れたとき、研究室のそばにあるラウンジで論文の第1稿を提出し終えたところだった。懸賞論文の本来の締め切りは1月中旬なので、数週間ほどバッファが設けられているということになる。内容は散漫だし修正すべき点を挙げればキリがないが、浅はかな DIBTP を携えているのでとりあえずえいやと提出した。初めて大学構内で日を跨いだ。

23日は1限の講義を受けてからゼミの人たちと合流して、論文を進めたり(1割)、雑談をしたり(9割)していた。今週はほとんど毎日顔を合わせていたので、雑談レベルがもりもり上昇してゆく。学食の割引の期間はいつまでかとか、週末はどうやって過ごすのかとか、ゼミ合宿個室じゃなかったらまじで行きたくないという話とか、話題は多岐に渡った。あと夜が怖いことについても喋った気がする。同じグループの人たちだけでなく、他グループの人ともよく話すようになった。他人の研究の議論に耳を傾けるのは気晴らしになる。

誰かから貰ったスナック菓子をかじりながらついでに凍えながら1時ごろに家に着いた。夜すぎる。夜はかならずわたしの身体と接している。温かい湯船にざぶんと浸かり、2時過ぎに寝た。

立て直しの試み(時系列)

  • 部屋の掃除機掛け
  • ニューバランスのスニーカーの手入れ/防水スプレー
  • ナルゲンの水筒の掃除
  • シーツ・布団カバーの洗濯/コインランドリーで乾燥
  • デバイスに名前を与えること
  • いつも着ているノーティカのナイロンジャケットの洗濯
  • くたびれたジーンズの洗濯/コインランドリーで乾燥
Chime (iPhone SE)

8時ごろに目を覚まして、9時ごろにのそのそ布団から這い出た。先週の土曜日からほとんど毎日大学で過ごして論文を書き進めていたので、生活を立て直す必要があった。

冬季はシーツを外に干しても一向に乾かないので、コインランドリーへ行かざるを得ない。洗濯自体久しぶりだった気がする。洗いたての寝具で寝られると思うとかなりテンションが上がる。寝られないかもしれない(めちゃくちゃ寝られます)。ついでにジーンズも洗って乾燥機にかけた。再びコインランドリーを訪れたということです。立て直すためにはコインランドリーを往復する必要すらある。

これまで iPhoneに「お花」、iPadに「お魚」と名付けていたが、不便だったので新たな名前を与えた。長期的な視点に立てばこの作業も生活の立て直しに必要。

風呂上がりに30分弱のストレッチ・プログラムに取り組んだ。ヨガマットを敷いてぺたんと座ったり寝転んだりしてストレッチするのって、寒い時期にはとハードルがぐっとあがる。風呂上がりのぽかぽかしている隙を狙って身体をゆっくり時間をかけて伸ばした。

届いたもの・贈られたもの

〈audio-technica〉ATH-CKS50TW

注文していた audio-technica のイヤホンが届いた。2年ほど使っていた NUARL のイヤホンが接続不良となったので、ワイヤレスイヤホンを新調する必要があった。彼女に意見を求めると、Apple のと nothing のはあなたらしくないとのことで、それ以外の製品を提案された。わかる。オーディオテクニカのロゴかっこいい、とのことでもあったので即決でテクニカ。オーディオtknk。そういえば昨年のこの時期も AVIOT のイヤホンを買っていました。NUARL、AVIOT、audio-technica と国産メーカーのものばかり持っていることになる。こういうのって3つ続くとそういう縛りになる。

母親から LINE を通じて Amazon ギフトカードが贈られていた。「少しだけど」と添えられていたがそんなことないですありがたすぎる。電子書籍を買うのとかに使うのは悪いと感じるので、欲しいものを買うときに使おう。Amazon のウィッシュリストには、Kneipp のバスソルトと Waphyto のハンドクリームが並んでいた。このあいだ友だちに薦められてツムラのくすり湯を買ったばかりなので、ハンドクリーム買うのいいかもしれない。てかどっちも買えるじゃん!

布団の中で彼女と電話して就寝。あなたの声を聴くとぐっすり寝られる。

12月25日 日曜日

ケイコ 目を澄ませて

先週の日曜日に観た『ケイコ 目を澄ませて』がほんとうに素晴らしかったので再度観ることにした。あれからツバメノートにかんたんな日記をつけるようになった。朝9時に家を出た。同じ作品を観るために再び映画館へ訪れる経験は、たぶん『ドライブ・マイ・カー』以来だと思う。

ケイコ 目を澄ませて
  • 早起きしてロードワーク、ジムでのトレーニング、取り組んだことを記帳すること、小さく・ゆっくり・しかし着実に変化は生じている。目に見えるようになったときには、変わり果てていることすらある。
  • 友人と談笑しているときのケイコの緩んだ口元と、コンビネーション練習に食らいつくケイコに笑みがこぼれた瞬間。どちらもわたしには分からない言語でコミュニケーションをしていた。
  • ケイコには高架下がどんな場所に見えているんだろう。
  • 会長と鏡に正対してシャドーボクシングをしているとき、ジムの出入り口で会長にごめんなと伝えられるとき、16mmフィルムで撮影された粗い映像がむしろ彼らを鮮明に描いていた。
  • 会長の妻が病床でケイコのノートを読み上げるシーンはほんとうに。
  • 試合相手と別れて堤防を上るシーンは『For the first time』に見えて、エンドロールのきらきらした映像は『The Car』っぽく見えた。

食べたもの

精養軒「叉焼麺」

12時過ぎくらいに着くともう満席だった。ダニエル・ミラーの『消費は何を変えるのか』を読みながら、誰かの退店を待っていた。食べたことのなかった「叉焼麺」を注文することにした。オーダーすると「脂身多めがいい? 少なめがいい?」と尋ねられたので、多めでお願いした。Z世代だからです。もちもちの自家製麺にチャーシューが6枚くらいのっかっていた!

大判焼き

北野天満宮周辺が盛り上がっているようだったので、吸い込まれていった。ガチで。「天神さんの日」で、参道や境内に露店が立ち並んでいた。ラーメンを食べたばかりだったので、家で食べるためのおやつとして大判焼きを買った。あんことクリームをひとつずつ。

塩むすび、じゃがいもとキャベツ、玉ねぎのみそ汁、たらのバターポン酢焼き

いつもは白飯なんだけれど、なんとなく塩むすびを食べたいバイブスだったので、1合炊いて握った。塩が少し足りなかった気がする! 改善の余地あり。たらはバターで焼くものと決めつけているので、特に考えもせずバターを絡ませている。みそ汁にもバターをいれてみることにしたら、風味がやわらかくなっておもしろかった。

零れ球をひろう

『ケイコ 目を澄ませて』を観て出町座を出てもまだ11時だったので、大学の暖房を借りつつ読書をすることにした。あいにくキャンパスの建物がすべて閉まっており、ダニエル・ミラー・チャンスを逃し、ラーメンを食べることにした。それなりに温暖な環境じゃないと本を読めない気がする。帰宅してからも下宿先は寒くて本を読む気になれなかった。鍛錬がいる。

Netflix で配信していた『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』を観た。誰と観ても楽しめる作品なのではないでしょうか!

小沢健二の作品をよく聴いていた。昨日は『LIFE』で、今日は『So kakkoii 宇宙』。手癖でマライア・クリスマス(All I Want for Christmas Is You のこと)を聴くと、「ラブリー」の耳になっていた。そういうことってありますよね。「君が君の仕事/学業をする時 偉大な宇宙が 薫る」ってすごすぎる。そういうことなんですね。友人もオザケン聴いていたようだった。そういうことなんですね2。「プラダの靴がウォー!」のアルバムだけ聴いてなかったので今から聴くか。

24日とくらべて25日はなんかあっという間に過ぎた。映画2本観たからか。本もちょっと読み進めたし。映画を観たり読書をしたりする時間って、生活を置いておくことでうまれるものだ。意識とかを別の場所へ持っていく感覚があって、それがありがたいときとそうでないときがある。

「見えてるよ」って、あなたのこと。