たき火ピザパーティー

祝日をいかに美しく過ごすかで、平日に浮かび上がる顔つきが大きく変わってくる。ホリデーに華麗な身のこなしをすることで、おそらく、キリっとした目つき・凛とした佇まいになれる。ちなみに僕はいま春休みなので祝日とかあんまり関係ないっちゃ関係ないです。常時キリっとしてこ。

わたし(たち)の未来を明るく、希望で満ちたものにする方法のひとつとして考えられることは、たき火をすることで、あるいはひとつとして考えられることは、ピザを焼くことだ。

ぱちぱちと鳴りゆらゆら揺れる火を見ながらぼんやり時間を過ごすのもいいし、生地からつくった焼きたてのピザをほおばりながらわははと愉快に過ごすのもいい。じゃあどっちもやればいいじゃん! 「たき火ピザパーティー」を催すことで、たき火とピザがトレードオフの関係ではないということをここで示していく。

開催のきっかけ

「たき火をしよう!」と友人から一報があった。たしかたき火だった気がする。「ピザを食べよう!」だった可能性もある。あんまり覚えていないけれど、どっちでもよくて、たき火とかピザで休日を快活に過ごそうぜということが決まったということ。ナイスホリデーが約束された。

僕はピザの生地とピザソースを準備してきますと伝えて、彼にほかの全部の用意などをお任せした。ありがたすぎる!

火を焚く(焚かれている)

たき火

たき火熟練者の友人がせっせと薪をくべる様子をじっと見ていた。ぱちぱちと火が上がる。火が燃えているのを見つめ続けていると、目がその揺らぎにもっていかれそうになる。

友人はたき火をした日の夜寝るとき、まぶたの裏に火のゆらゆらが映ると言っていた。今夜寝るときに確認してみよう。なんだかよく眠れそうな気がする。

ごうごうと激しく火が上がり出すと、だんだんピザの気配を感じはじめる。ピザの足音が聞こえたらピザを焼く準備にとりかかりましょう。聞こえなくても準備するといいです。私は特に聞こえなかったので適宜とりかかることにしました。

ピザを焼く

チャパティパン

チャパティを焼くときに使うフライパンを友人が持ってきてくれた。かっこいい。これでピザを焼き上げる。

生地を伸ばして、具材をのせる

事前に準備しておいたピザ生地やソース、具材などを取り出す。生地を伸ばして、オリーブオイルをひいたフライパンにのせる。ちょっと多いかなと思うくらい引いておくと、くっつきにくいし、サクサクに仕上がる。

トマトソースをぬり、ちぎったモッツァレラチーズとバジルをのせる。あと友人が持ってきてくれたトマトやベーコンものせた。具材が多いと食べ応えがある。ソースは、刻んだニンニクをオリーブオイルで炒めて、崩したホールトマトをいれて煮詰めたもの。塩とか黒コショウとか乾燥バジルとかオレガノとかも入っている。

たき火ピザ Tips 1: オリーブオイルは多めに引く

焼く

アルミホイルで覆って、たき火へ投じる。アルミホイルのおかげで、ピザに灰が入らないし、熱がこもってよく焼ける。

ピザ窯で焼くのと違って、熱がしたからしか伝わらないので火加減がむずかしい。そろそろ焼けてるなって感覚は大体合っているのでそれを信じればよい。失敗したらもう一度焼けばよい。感覚養ってこ!

たき火ピザ Tips 2: 焼くときはアルミホイルで覆う

よく焼く

「そろそろ焼けてるな」感覚一辺倒ってわけでもなくて、焼きあがって具材にまで火が通ると、それらがぐつぐつと煮えるような音が聞こえるようになる。これはピザの産声。これが聞こえてきたころに取り出すといい感じに焼けていることが多かった。

たき火ピザ Tips 3: ピザの音に耳をすます

焼きあがった

ピザが焼きあがると、やがてピザが産声をあげます。それが合図です。