ずいぶん前からチーズトーストに目玉焼きをのせたやつを朝ごはんとして食べているのを続けている。最近はみかんとヨーグルトも食べてる。今朝も普段通り朝食を準備してそのトーストを口に運んだんだけど、まったく食べる気にならなかった。いつも食べているトーストが不気味に感じられてきて、時間を置いてから取り組んでみたものの一向に食欲がわいてこなかったので、無理やり口の中に押し込んでわずかな咀嚼をしてコーヒーで流し込んだ。
ルーチンになっていることが突然ぱたりと閉じてしまったような感覚を覚えた。もしかするとこういうことって往々にしてあるのかもしれない。トラウマになりそうな朝を過ごした。
長かった朝食を終えて、11時過ぎくらいから研究を進めようとしたんだけど、読んでいるものが全然頭に入ってこなくて誤魔化しのきかない事態に陥っていた。そこで、今日はオフにするということにして観に行く映画を調べはじめた。彼女が遊びに来て染髪をした日からまとまった休みをとっていなかったので、そうしてもいいだろうという気持ちにすぐなった。
「オフ」という言い回しから、高校のときの部活を思い出す。バスケットボール部（というかほとんどの運動部）は週にいちどオフがあって、それを顧問から告げられるのを毎週楽しみにしていた。「オフ」という言葉から魅力が放たれていた。そして今日おれのなかの「オフ」が再び輝きはじめた。
11 月末とは思えないくらいの晴天かつ温暖な気候だったので、昼食を食べるために外へ出た。けっこう前からトマトスパゲティを食べたかったのを思い出した。北野白梅町駅の近くにリーズナブルなイタリアンレストランがあった気がしたのでそこへ向かった。あったのでトマトソースかかったスパゲティを食べた。おいしく食べることができてまじでよかった。
隣の卓には 4 名の中年女性がいて、激しい会話が繰り広げられていた。たとえば、夫が家事をしなさすぎるし全然お小遣いをくれないという話や、「インスタグラムで調べるとほんとうのことがある」として穏やかににワクチン接種を控えさせようとする人の話など。人と話したり、人の話を聞いたりするとき、その人がどのようなことを考えているかということよりも、その人がどのような状況に置かれているのかというところに関心があるかもしれない。どちらかに力点を置くという態度は望ましくないなと感じた。
アップリンク京都で『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』を観てきた。ここのところまともに映画すら観に行けていなかったので劇場に行けただけでかなり嬉しかったし、元気も出てよかった。
映画館を訪れて元気になっただけでなく、かなりおもしろい作品を観ることもできたのでもうこれ以上なかった。ストーリーがどうとか演出家どうとかより演者が魅力的に描かれている作品で、とりわけモナ・リザを演じていたチョン・ジョンソに目が釘付けだった。明らかに顔がタイプ。『兎たちの暴走』のリー・ゲンシーにも釘付けだったのでそういうことなんだと思います。いつも映画を観るときって始まって 10分 くらいで終わらないかな～って思うんだけど（そんなことない？）、『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』は全然思わなかったしなんならもっと観ていたかった。娯楽性がとんでもなく高くてまじで楽しかった。もう一度観に行きたいかも！ そういえばもう一度観に行きたいでおなじみ『ケイコ 目を澄ませて』って、去年のいまごろに観ていたはず。
夕飯は焼さばと納豆とキムチと野菜のみそ汁でも作ろうかと思って自転車を漕いでいたんだけど、朝の出来事を思い出して、ふだんは食べないようなものを食べるという方向に舵を切ることにした。スーパーへ寄って、あらかじめ味のついたホルモンともやしを買って帰宅。ニラと一緒に炒めたやつと、大根と白菜と油揚げのみそ汁と準備して晩ごはんとしました。ホルモンまじでおいしかった。300 円くらいで買えたし、また食べたい。そういえばお金といえばフツーにほしいですね。最近はより頻繁に思うようになっています！
ゼミの人、かなりの頻度でおやつをくれてまじでやばい。ちゃんとありがとうって言ってもらってるし、ありがとうって思いながらもりもり食べています！
